タイトルの通り『箱』に関する話を
長くなると思いますがね
読んでね
ニュースで知ってご存じの方もいるかと思いますが
5月の半ばに『紀の国屋』が廃業しました
紀ノ国屋は東京多摩地区を中心に20数店舗を展開していた老舗の和菓子屋です
自分は紀の国屋の柏餅が好きで、自分の住んでいる最寄りの駅前にも店舗があって
5月の頭に柏餅を大人買いしてちょっと食べ過ぎてお腹がぱんぷくりん
なんて事があった数日後のいきなりの廃業のニュースにかなりびっくりでした
完全にコロナの影響ですよね
和菓子は贈答用としての売上がほとんどだといいます
コロナによって人の動きが途絶え、帰省や旅行、ビジネスでの挨拶周りや訪問が無くなった事による需要減
それが続いていることでの経営への影響はとんでもないものだと想像します。
そんな中で突然届いた老舗和菓子屋の廃業のニュース。
その影響は菓子箱を製造していた取引先にも及んでいます。
↓紀の国屋の菓子箱を作っていた製箱会社に関する記事です。
ここをクリックして開いて読んでね先日、↑この記事に載っている池田屋紙器製作所のお孫さんと知り合う事となり
行き場をなくした大量の箱がありその活用先を探している事、そして大小問わず新規の取引先を探している事を知りました。
コロナとか戦争とか、そうゆうものの影響が巡り巡ってどっかの誰かにダメージを与える
そうゆう話を聞くとなんか無性に泣きそうになってくるんですよね、、、ほんとに
今まで普通の暮らしがあり、仕事があって、仲間とか家族とかがいて
そうゆう当たり前の普通の生活が
どっかの誰かの影響で突然容赦なく破壊されていく。
もうさ、そうゆう事ってあっちゃダメだよね?
そうゆう不均衡は本当に無くなって欲しいと思いつつ、この製箱会社が自分の住んでる所のわりと近くということもありご縁を感じ
この箱の件に関して何か自分が関わる事ができないかなって考え、箱製作の提案を頂いたのもあり
池田屋紙器製作所に自分が作った品物を入れる化粧箱の製作をお願いする事にしました
今までは品物を買ってくれたお客さんが家に持って帰るまでの間に品物にダメージが無いように
パリパリのビニール袋か不織布かに入れて、物によっては簡単な箱に入れてってしていたけど
今後は少しづつだけれどかなりちゃんとした
と言うか
和菓子入れる化粧箱作っている製箱会社が作った綺麗で丈夫な化粧箱に品物入れてお渡しできるようになっていきます。
あ、でも今のところ全部の商品ではないので、いままで通りのビニール、不織布でお渡しする事もありますんで
ただ将来的には脱ビニールもしたいので今後にご期待と言う事で長い目で見てやって下さいませ。
因みに今回製作をお願いした化粧箱には当工房の名前やロゴは入れていません
ネームやロゴを箔押しで入れる事もできるのですが、色々考えた結果入れない事にしました
何故だかわかります?
なぜかといと、作ってもらった箱をただ品物を入れて渡すだけの箱で終わらせたくないんですよ
綺麗で丈夫な箱なんですよ
品物出した後も色々と使って欲しいんですよね
ロゴとかネームとか入っていない方が色々と再利用できるじゃないですか
そんな考えでネームとかロゴを入れない形でお願いすることに決めたんですけど
会社訪ねていって、作業場で打合せしてもらって、改めてロゴとかネームとか入れない事にしてよかったと思いましたよ
作業場、すごくいい空間だったんですよね
仕事場の中にも垣間見えるそこにいる人達の暮らしや時間を感じる事が出来る空間で
きっと自分たちの仕事や作った箱にすごく愛着があるんだろうなと感じる空間で
これから先もずっと丁寧に箱を作り続けていくんだろうなと感じる空間で
だから品物出したら箱はポーンとかビリビリとかじゃなくて、箱も長く使ってもらえたらいいなとますます思いましたね。
池田屋紙器製作所
とても親切な会社でした。
大きな会社にも関わらず自分のような小規模事業者の小ロットでの箱製作依頼を快く受けて下さり有難うございます。
箱が出来上がってくるの楽しみだなぁ
和菓子屋廃業による行き場を失った箱は1個から購入できるようなので
興味持った方はオンラインショップを覗いてみる事をお勧めします
池田屋紙器製作所オンラインショップ →
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posted by gakou at 18:54|
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